「HOME18岡山」のブログ

 18トリソミーなど染色体少数派の子と、家族と、ゆかいな仲間たちの岡山会です。

18トリソミーの子どもたち写真展 第2回岡山展 2024②

18トリソミーの子どもたち写真展 第2回岡山展 岡山スペシャルニーズVer.」を

2024年3月1日(金)〜24日(日)に

岡山県内4ヶ所で開催します。

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現在、心を込めて準備中です。

みなさんのご来場をたのしみにお待ちしています。

気軽に遊びに来てくださいね。


今回は、会期中の懇親会のお知らせをします。

チラシには載せていませんが、こちらもメールで気軽に申し込んでください。

 

home18okayama@gmail.com

 

受け付け確認メールのお届けで申し込み完了となります。

 

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「みんなの会場」(岡山県天神山文化プラザ)のすぐ近くでします。

 

会期が長いので非公式にはもっとあると思いますが、こちらは公式のオープンな懇親会です。

18っこちゃんをはじめとするスペシャルニーズさんやそのファミリーたちと出会い、仲良くなる機会となるかもしれません。

 

感染症の蔓延防止に留意しつつ、いろんなお話ができるといいですね!

 

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子と家族と仲間たちみんなの会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉・教育の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定のつながりだけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。仲間になりましょう。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

返信はなるべくその日のうちにお返ししています。

上記のアドレスから返信しますので、受信可能な状態にしておいてください。

 

18トリソミーの子どもたち写真展 第2回岡山展 2024①

18トリソミーの子どもたち写真展 第2回岡山展 岡山スペシャルニーズVer.」を

2024年3月1日(金)〜24日(日)に

岡山県内4ヶ所で開催します。

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〜開催にあたり〜

「HOME18岡山」は「18トリソミー等染色体少数派とその仲間たちみんなの会」です。
2019年の冬に会を立ち上げてから、2022年には念願の第1回岡山写真展を、2024年の今回は2回目を開くこととなりました。「18トリソミーの子どもたち写真展」は、「短命と言われる18トリソミー症候群の子どもたちにも、しあわせな生活があることをみんなに知ってほしい」という思いで開催してきました。
今回は「岡山スペシャルニーズVer.」です。「Team18」作成の写真パネルに加えて、これまでに私たち「HOME18岡山」が出会ってきた大切な仲間たちの写真パネルも、自分たちで作って展示します。
「トリソミー」や「染色体少数派」「スペシャルニーズ」について、知っている人も知らない人も、みんなと仲間になりたいので、みんなだれでもだれとでも、気軽に遊びに来てください。
主役の子どもたちへの感謝はもちろんのこと、私たちと出会ってくれて、気にして関わって助けてくれる全ての「みんな」に感謝しています。ありがとうございます。「みんな」がたくさんいて、すぐ仲間になって助けてくれるのが岡山のいいところだなあと思っています。
今回の「みんなの会場」は、天神山文化プラザです。2019年の秋にスミさんのエッセイ「ねじれて天プラ」を読んで以来、憧れを抱いていた場で写真展を開催できることに、ただならぬ縁を感じています。「てんでまんで会場」でのワークショップも心を込めて準備しています。
いろんな会場でいろんな人と出会って、ねじれて、つながり合って、お互いが「共に生きるためにどうしようかねえ」と考えはじめるような展示会にしたいという思いを込めて、「みんな」の来場をお待ちしています。「HOME18岡山」代表 木多希子

 

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子と家族と仲間たちみんなの会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉・教育の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定のつながりだけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。仲間になりましょう。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

返信はなるべくその日のうちにお返ししています。

上記のアドレスから返信しますので、受信可能な状態にしておいてください。

 

 

報告「HOME18岡山」懇親会【喫茶さざなみハウス】ほか

2024年がはじまりしばらく経ちました。

1日から続く能登半島地震の知らせに触れ、2011年の震災時にどなたかがつぶやいてらっしゃった言葉を思い返すこととなりました。

「緊急時に、何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安になることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ。」

岡山から祈りを込めて報告します。

 

2023年7月28日(金)、瀬戸内市の喫茶さざなみハウスにて「HOME18岡山」の懇親会を開きました。


2023年3月の「布と子ども展」では、18っこ侑奈ちゃんのお母さんがゆなちゃんのために手作りした数々の晴れ着やマスクなどの生活用布物を、素敵な写真パネルと共に展示しました。

ゆなちゃんとは、そのとき以来の再会となりました。

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18っこ侑奈ちゃんとお母さん、18っこ佳乃ちゃん家族、HOME18岡山副代表にしてヨノナカ実習室のスミさん 、HOME18岡山代表にして18っこ惟母(わたし)が、喫茶さざなみハウスに集い、美味しいランチとドリンクとデザートに話が弾む穏やかな半日を過ごしました。

終始お喋りと笑いの絶えない会となりました(が、話に夢中で写真が少なすぎたのが反省点です。スミさんが撮ってくれたのがほぼ全てという惨状)。

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ゆなちゃんを抱っこしたら、ゆなちゃんは私たちのあごをぎゅうぎゅうつねります。

その指は思いのほか力強く、彼女のもえるような「命」を感じます。

この「ぎゅうぎゅう」はゆなちゃんの親愛の表現とお母さんから聞き、鼻の奥がツーンとなるような何とも言えない愛おしさがつのりました。

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侑奈ちゃん、また会おうね。

また抱っこさせてね。

これからも一日一日を大切に生きて、いろんな人と出会って、いろんな人を愛して、いろんな人のあごをねらって、いろんな人をメロメロにしてくださいね、と祈らずにはいられませんでした。

同時に、わたしも残りの命を大切にしようと思いました。

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どんなに日々の生活に追われていても、悩みがあっても、やる気を失ってダラダラしていても、目先の楽なことに流されていても、侑奈ちゃんや虎ちゃんに会うと「わたしもちゃんと生きよう」と素直に思えるから不思議です。

 

……あれ……急に虎ちゃんが出てきましたが……実は2023年11月、岡山某所で虎ちゃんと会う機会を得ました。

岡山や広島の仲間たちが「虎ちゃんに会いたくて会いたくて仕方がない!」という気持ちになっていますが、いつもタイミングが合うのは私だけ……。

私ばかりしあわせをひとりじめしていてもいけないので、少しだけ写真を公開します。

自慢(だけ)じゃなくて、しあわせをシェアしています。本当です。

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18っこはわたしたちのような言葉を使って話し合うのではなく、表情や声、息遣い、体のぬくもりと動きで思いを伝えてくれます。

なぜだかわかりませんが、彼らに触れるとき、今はそのからだに触れられなくなってしまった多くの先輩後輩18っこたちみんなの心が、今を生きる虎ちゃんや侑奈ちゃんの体に重なっているように思えるのです。

 

命が大切にされない世の中に生きていて、

命を大切にできていると胸を張って言えない(のに、小さな人たちには命を大切にしてほしいと思ってしまう勝手な)わたしですが、

虎ちゃんや侑奈ちゃんに触れていると、

「命を大切にしようね」

「自分一人の命じゃないよ」

という言葉がストンと腑に落ちるのです。

言葉が耳をすべっていくのとは違い、

不思議と素直に「ああそうじゃなあ」と思えるのです。

 

自分の命も人の命も大切にできるときに平和が訪れるのなら、彼らの存在は平和そのもの。

彼らの思慮深い瞳の奥に大切な人を探し、勝手にその人に触れているような尊い気持ちになるのかもしれません。


虎ちゃん、侑奈ちゃん、佳乃ちゃん、惟、みんなみんな生まれて来てくれてありがとう。

みんなの命をつないでくれてありがとう。

出会ってくれてありがとう。


また会いましょう。

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子と家族と仲間たちみんなの会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定のつながりだけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。仲間になりましょう。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

返信はなるべくその日のうちにお返ししています。

上記のアドレスから返信しますので、受信可能な状態にしておいてください。

報告 「障がいは不幸」という社会通念を変えていけたら ~もっと知ってほしい「染色体少数派」のこと~

先日、「女たちのおしゃべり会」(性と生を考える!女たちのおしゃべり会2023)で

 

「障がいは不幸」という社会通念を変えていけたら

~もっと知ってほしい「染色体少数派」のこと~

 

という何やら大きなタイトルでお話をしてきました。

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速報を出せぬまま日が経ってしまいましたが、

その間にふくらんだ思いも込めて、やっと報告を書きました。長文です。

 

ちなみに主催者の市場恵子さんは、会の翌日(早い!)にFacebookでこんなふうに報告してくれています。ありがとうございます。

m.facebook.com

 

すばらしく要点がまとまっていますので、時間のない人は↑こちらで。

 

では長文↓報告、はじめます。

(最後に「18っこのわ」のお知らせがありますので、時間のある人はこちらで。)

 

2023年6月24日(土)13:00~16:00(の予定でしたが話が弾みすぎて延びました)、

会場は、岡山市北区出石町で店主の奥津幸(みゆき)さんが営む

フェアトレード専門店「コットン古都夢(ことむ)」。

 

岡山後楽園にほど近い所にある「コットン古都夢」は、

35年間の長きにわたり人々の交流の場としても開かれてきたそうです。

「コットン古都夢」の店内を会場とした「女たちのおしゃべり会」は

2015年にはじまり、コロナ禍のときもこつこつと毎月続けられ

今回通算97回目を数えます。

 

「女たちのおしゃべり会」主催者の市場恵子さんのことは、

これまで私から一方的に存じ上げていました。

(「HOME18岡山」副代表にして「ヨノナカ実習室」実習助手のスミカオリさんが、

「岡山にはこんなすてきな人がいる。活動を続けていればいつか会える」と

予言してくれていたのです。)

 

そんな中、今年3月に私たちが開いた「布と子ども展」の会場の一つ

「喫茶さざなみハウス」に市場さんが来てくださったことで

スミさんの予言通り、ついに出会うことができました。

市場さんはさざなみハウスの展示を見て

その場で販売していた「Team18」の

18トリソミーの子どもたち写真集~出会えた奇跡をありがとう~』を即購入。

そして「『女たちのおしゃべり会』に木多さんとスミさん二人でゲストとして来てね」と

スカウトしてくれました。

初対面でのお誘いにびっくりしましたがとても嬉しかったです。

その後、大切なお友だちにも「HOME18岡山」と「布と子ども展」を宣伝してくださり、

ご自身も後の会場「きらめきプラザ」にも来場され、

時は流れて今に至ります。

 

市場さんの旺盛な好奇心と行動力、

気さくで明るくて優しい人柄にぐいっと引き込まれるような出会いでした。



さて本題の「女たちのおしゃべり会」の報告です。

 

まず私が「18トリソミーの子の妊娠・出産・育児・看取りをした経験と当時の心情、そこから気付いたこと」「『HOME18岡山』を立ち上げた理由」「『HOME18岡山』のこれまでの活動」を説明しました。

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話の最後には、「私たちのことをいろんな人に知ってもらうにはどのような方法があるか」「障がいがある人と地域でともに生きていくためにはどうしたらいいか」という二つの問題提起をしました。

 

次にスミさんがワークショップ「○○ではありませんが」をしてくれました。

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重松清さんの『赤ヘル1975』の一節をもとに、

「○○(当事者)ではないけれど、実は気になっていること」「○○(当事者)ではない側の役割」について

参加者が4人一組で話し合いました。

 

たとえば私は「染色体少数派の子どもの親」ということでは「○○(当事者)」側ですが、

長島愛生園へ行くとハンセン病や強制隔離については「○○(当事者)ではない」側になります。

視力は悪いのでコンタクトレンズや眼鏡は必要ですが、

視覚障がい者という枠組みで考えると「○○(当事者)ではない」側です。

目が見えない人の気持ちが分かるわけではないけれど、

目が見えない人のために点字ブロックを作ることができるのは

「○○(当事者)ではない」側の人ですよね、というスミさんの導入から

話し合いに入りました。

 

話し合いの後、ワークショップで話し合った内容や今回のおしゃべり会の感想、問題提起に対する意見などをグループ毎に発表しました。

 

グループ毎の発表中に予定時間が来てしまったため、

後ろに予定がある人から流れ解散となりました。

このグループ討議とその後の発表が「おしゃべり会」の醍醐味だったのだと最後に気づき、「ああ、最初に私、一人で長時間しゃべりすぎてもったいないコトしたなあ」と反省しました。

 

というのも、最後の発表はグループの代表が一人でしゃべり続けるのではなく、話の途中で誰かが質問してそれに答えたり、他の人が代わってしゃべったりします。

意見を言われて「え?」と思ったら言い返したり、

言われた本人じゃない人が「それは、こういうことじゃないかな?」と横から補足したり、

言った人が「これはちょっと違ったな」と思ったら「ごめん」と謝ったり、

「その考え、いいな」と思ったら、素直に「なるほど」「ありがとう」と言い合ったりするのです。

心地よい対話が生まれるのを目の当たりにして、この時間をたっぷり取れなかったのはもったいなかった……と思ったのです。

 

ただ、私はほとんど初対面の人ばかりでしたが、ちょっとここには書けないような(家族にも話したことのない)心の内まで赤裸々にお話しすることができたのは、このおしゃべり会に来てくれた人なら、きっと受け入れてくれるだろうという寛容な雰囲気を感じて安心できたからだと思います。

 

(さっきは「一人でしゃべりすぎて反省」と書きましたが、たしかに時間配分はもったいなかったけれど、私自身が今後活動を続けていくためには自分語りも必要なことだったのかも知れないな、とも思っています。「反省」しつつも「感謝」。長時間聴いてくださってありがとうございます。)

 

実際に最後の対話の時間には、非常にプライベートな話をしてくれた人もいました。

会には、ご自身に障がいがあり電動車椅子で県外から一人で来てくれた人(優子さんありがとうございます!)や、病気の家族を24時間看病している人、子育てに加えて高齢の家族を複数名介護してきた人も参加されていて、お互いに率直な思いを語り合いました。

 

参加者全員が、その日会ったばかりの相手とこんなに安心して胸の内を打ち明け合い、聴き合い、励まし合えるような場を育んでこられたことを、心から尊敬します。

 

私が発表した内容は「『障がいは不幸』という社会通念」「命の選別」「優生思想」など、ともすると重々しくなるものを含んでいたのですが、ワークショップを経て、何というか、終始漫才の掛け合いのような笑いあり、涙あり、怒りあり……そして感情を抑えなくて良い、笑って良い、深刻ぶらなくて良い、卑屈にならなくて良い……という大人の包容力が漂うすばらしい対話の時間となりました。

 

この会の素敵な雰囲気を文字で伝えるのは難しいので、

気になる人は第98回~100回に実際に参加して感じてほしいです。

「女たちの」と題していますが、女性でなくても参加できるそうです。

「第100回まで開催したら、しばらくお休み」と聞き、寂しく思います。

私もすっかりこの会のファンになったので、予定が合うときは行きます。

 

さて話を戻して、この会で私が考えたことを大きく五つ記録しておきます。

 

①「すべての命に祝福を。」

これは4年前から変わらない思いです。

赤ちゃんに重い病気・障がいがあることが分かると、妊娠出産を周囲から喜んでもらえなくなるという経験をしました。

でもどんな命も「授かること」「生まれてくること」だけでも奇跡です。

親はその子の命の選択を迫られますが、周囲の反応は親の選択に影響をあたえます。

私は、親が悩み抜いて決めたどの選択も、正しいのだと思います。

人工妊娠中絶を選んでも、赤ちゃんに人工呼吸器や手術などの医療行為を行わないことを選んでも、その親の選択がすべてで、尊重されるのが良いと思います。

しかし、「○○(当事者)ではない」側の人(障がいのある赤ちゃんを授かった親ではない人)には、自分の一言が親を追いつめているかも知れない、ということを知ってほしいと思います。

「自分」が医療者や親類(おばあちゃんとか)、友人であれば、近所の知り合いや職場の同僚より、一言の影響はより大きくなるかもしれません。

 

ぜひ、誰かから妊娠や出産の報告を受けたら、

(特に「実は赤ちゃんに病気や障がいがあるんだけど」と打ち明けられた時こそ、その人は意を決して打ち明けていると思いますし、その人自身も赤ちゃんを歓迎できない気持ちかもしれないので)

まずは手放しで「おめでとう」と声をかけてほしいと思います。

コウノドリ』の鴻鳥サクラ先生のように。

もし流産や死産、子の死を告白された場合は、励ますよりただ寄り添って悲しみの時間を共にしてもらえるとありがたいと思います。

 

全ての妊娠出産の報告の数だけ、実は口には出せない親の苦悩があるかも知れないということ、

わたしたちが何気なく口にしがちな「元気な赤ちゃんを産んでね」「五体満足でよかったね」「健康が何より」「障がいはかわいそう」「治療・延命は痛そう」「自然に任せるのが一番」「今回は残念だったけどきっとすぐ次があるよ」といった言葉に、傷ついたり心が揺れたりする人もいるということを知ってほしいのです。

 

②「誰もが自由に生き方を選べるように。」

「障がいが不幸」という社会通念は、残念ながらあると思います。

だから、お腹の中の赤ちゃんが18トリソミー等「染色体少数派」だと思われる検査結果を前にすると、親は「生むか生まないか」「生まれた後の治療をどこまでするか」といった様々な選択肢に頭を悩ませます。

 

(極端な話かも知れませんが、「障がいがないよりある方がしあわせな社会」や「障がいがあってもしあわせな社会」、「障がいが障がいとは認識されないような社会」なら、これほど悩まなくて良いのかなと思うので。)

 

じゃあ、しあわせって何だろう、と考えてみたところ、障がい児を生む前と同様に、家族みんなが地域の中のよく見えるところで、無理なく穏やかに暮らしていけることかなあ、と思います。

それが今のところ私が思い描くしあわせです。

 

もちろん人の数だけしあわせの定義があるとは思いますが、

少なくとも、「地域で暮らしたい」と思った障がい者とその家族が、

地域で暮らすことを自由に選べるのがいいな、と思うのです。

 

今は残念ながら、

子どもに障がいがあることを理由に、親が仕事や夢を諦めざるをえなくなったり、きょうだい児がしんどい思いをしたり、障がいの重い子どもは地域の学校で学べなかったり、学区外にある特別支援(養護)学校を卒業した後の居場所が地域に見つけられなかったり、家の中や施設の中に引きこもったりと、

本人も家族も生き方を自由に選べないこと、不自由を強いられることが多いように思います。

 

子どもに障がいがあると、本人も家族も生き方をいろいろ自由に選べない、だから本人も家族も不幸、だから①のように選べてしまうなら「不幸になる選択」はしない……。

 

じゃあ、そんな「障がいは不幸」という社会通念を変えていくにはどうすれば良いのかというと、遠回りのように見えて一番の近道は、身の周りの人に「知ってもらうこと」。

そう考えて、わたしたちは展示会を開いたり、読書会をしたり、今回のようにワークショップをしたりして、知ってもらおうとしています。

今回の会に来てくれて人の中にも、18トリソミーを知らない人がいました。

知っている人の中にも、去年の「写真展」や今年の「布と子ども展」に行って初めて知ったよ、という人もいました。

だから私たちがしていることも、地道ですが意味はあると思います。

ただ、来場者数が多いとは言えないので、どうしてももどかしい気持ちになることもあります。皆さんボランティアで頑張ってくれているのに……と。

 

大人になってから、「実は身の周りにはあなたが思っているよりたくさんの障がい者がいますよ」「こんな病気の人もこんな障がいの人もいますよ」と伝えていくことも大切ですが、

もし小さな頃から「地域の学校にいろんな子どもがいる状態で育つ」ならどうでしょう。

クラスメイトに18っこや13っこ、21っこみたいな染色体少数派がいるわけですから、わざわざ「世の中にはこんな病気や障がいの人がいますよ」と知らせなくても良くなるとも考えられます。

やっぱり教育の仕組みって大事、と思ってこんな本を紹介しました。

www.akashi.co.jp

イタリアなどに比べると日本の特別支援教育はとても遅れていて、重い病気や障がいのある子どもが地域の学校へ通うことを望んでも、実現は難しいのが現状です。

でも60年前からフルインクルーシブ教育をはじめた国もある。

すぐには変えられない日本で暮らしていても、可能性を考えることは諦めないでいたい、忘れないでいたい、と思いました。

 

③「主語を小さく。」

スケールの大きな問題に見えてしまう①②。

「全ての命に」「誰もが」と言ってしまうと、他人事になってしまいがちです。

「自分にできることを考えるためには、主語を小さくして考えると良い」という意見があり、

なるほど、と思いました。

この意見は、京都からきてくれた「パブリックコメント普及協会」のパブコメ博士•ひさえさんから。

 

障がい者に自由に生き方を選ぶ権利を」「障がい者は特別支援学校でどのような教育を受けているのか」と聞くと、お互いにちょっとひいてしまうかもしれませんが、

18トリソミーの胡花(こはな)ちゃんのお父さんが、胡花ちゃんが3歳の頃に困っていたことは何ですか?」

「『布と子ども展』でお母さんの素敵な手作りドレスを展示しに会場へ来てくれていた、18トリソミーの侑奈(ゆな)ちゃんは、今小学校何年生で、学校ではどんな活動が好きですか?」というふうに、

顔が見える人への関心や親しみをもって、

具体的に対話を始めると、自分にできることが見えてくるように思います。

何より、名前を呼んで話しかけてくれると嬉しいです。

 

今回は、私が作ったPowerPointと、ボランティアの渡邊さんが作ってくれた動画を使って説明したのですが、去年の展示会の会場に来てくれていて新聞に載った18っこの六花(りっか)ちゃん、言わずと知れた虎大(とらひろ)くん、去年も今年も来てくれた秋永(あきと)くん、今年来てくれた侑奈ちゃん、動画と新聞記事とですっかり有名人になった胡花ちゃん、動画や布で参加してくれた佳乃(よしの)ちゃん、希(まれ)ちゃんといった、仲間たちの写真がスクリーンに映るたびに、

「あっ」

と小さく名前を呼ぶ声があがり、そのことに心があたたかくなりました。

 

会の後、

「ゆなちゃんのママがドレスの布で作ってくれたポーチ、3月にきらめきプラザでもらったんです。本当にすてきで大切にしています」

「映画『うまれる』の上映会と虎ちゃんの学生服のコラボ、よかったです」

「あきとくん、会場でみかけました。あの(ミーアキャットの)写真は池田動物園ですか?(わかりません……今度尋ねておきます)」

「りっちゃんや胡花ちゃん、佳乃ちゃん、まれちゃんの布、手に触れたことを覚えていますよ。展示してくれてありがとう」

と言ってくれた人がいて、感動しました。

 

障がい者もいろいろ、18っこもいろいろ。

一人ひとりに名前があり、家族があり、いろいろな思いがあります。

たとえば聴覚障がい者についても、聞こえ方や聞こえにくくなった時期にはバリエーションがあり、その障がいの受けとめ方や現在のコミュニケーションの取り方も人それぞれだ、と聞いたことがあります。

困っていること、社会に改善を望むことも人それぞれでしょう。

 

今回、「もっと知ってほしい『染色体少数派』のこと」という副題を付けましたが、蓋を開けてみると「もっと知ってほしい『のぶくん』のこと」(かわいい自慢)みたいなお話になってしまいました……それも、まあ、主語が小さくてよかったのかも……?

 

 

④「障がい者の性。」

そういえば、「おしゃべり会」の正式名称は「性と生を考える!女たちのおしゃべり会2023」でした。

「HOME18岡山」としては「生」のお話しかできないかも?

いや、人工妊娠中絶は「女性の権利」と大きく関わる問題だから、そこから話を広げるべき?

など、実はちょっと悩んだのですが、古都夢に到着してすぐに市場さんから「障がい者や高齢者の性と、ケアサービスとしてのセックスワークについて」という、大変ストレートなお題をいただきました。

 

参加者の中にも「家族が障がい者の施設で働いていて、障がい児の親から性についての悩み相談を受けることがあると聞く」と話してくれた人がいました。

オープンに話せる環境がないと、親が追い込まれることもあるとのこと。

これから考えていきたい、大切な問題だと思いました。

 

⑤「問題は本人が解決すること。」

最初に自分自身の経験を話したときに、「当事者の親である私が卑屈になった」ということを伝えました。

18っことともに生きる選択をしたら、NICU(新生児集中治療室)に入ることは必須となりますし、手術が必要となることも多いので、医療費がものすごくかかります。

しかし今の日本には、赤ちゃんの医療費を親が支払わなくて良いありがたい仕組みがあります。税金で賄われているのです。

「障がいのある子とともに生きたい」という自分の選択をSNS上で非難され(税金の無駄遣いというニュアンスでした)、卑屈になった時期がありました。

「わたし自身の中に潜む障がい者への偏見」に気づいた時期とも重なり、その後子も亡くし、かなり落ち込みました。

 

当時はスミさんをはじめとする信頼できる友人に話を聞いてもらって立ち直ることができましたが、「HOME18岡山」を立ち上げると、今度は自分が話を聞く立場になりました。

 

すると、「私は障がい児の親が卑屈にならないように、ちゃんとサポートできているだろうか」「私の不用意な発言で、傷つけたり落ち込ませていないだろうか」という不安が生まれました。

 

でも、今回「おしゃべり会」のなかで、

「問題は本人が解決するもの」という意見を聞き、すごく腑に落ち、気持ちが楽になりました。

 

「この人をサポートしなければ」「この問題を解決しなければ」と思いすぎると、しんどくなって長続きしません。

この思いの裏には「自分ならサポートできる」「頑張れば問題を解決できる」という驕りがあったのかも知れません。

「これまでは助けられる側にいたが、もう子を亡くしてしまったのだから、これからは助ける側にいなければならない」という単純で危険な考えもあったかも知れません。今もたくさんの人に助けられているという当たり前のことへの感謝を忘れるのは、やはり驕りです。

 

「布と子ども展」を開いたときに、「私がシリア難民だったら、そもそも18トリソミーの子どもを無事に出産して看取ることはなかっただろう」とふと思いました。(「だから日本でよかった」という話ではありません。)

 

人はその置かれた状況の中で、よりよく生きようとします。

また、子どもにはよりよく生きてほしいと願います。

そして、どんな人も一人では生きられません。

単純で一方的なサポート関係ではなく、とても複雑に支え合い助け合って生きています。

困難な状況にあるたくさんの人を一方的にサポートしようと思っても、それは無理があります。

 

今の私にできることは、大変な状況に置かれた人が、孤独のうちに選択を迫られることが少しでも減るように、耳を傾けること、相談できる場をいつも開いておくこと、18トリソミーの専門家じゃなくても「素人に毛の生えた仲間たち」を増やしておくこと、活動をとめないこと、まずは名前の分かる身近な人から焦らず息長く応援していこう、と初心にかえることができました。

 

今回、「おしゃべり会」のゲストに迎える、という方法であたたかい応援をしてもらい、本当にたくさんの気付きがありました。

 

私もアライの精神でいきたいと思います。

www.outjapan.co.jp

主催の市場さん、

古都夢の奥津さん、

参加者のみなさん、

仲間になってくれて本当にありがとうございます。

とても心強く思います。

f:id:home18okayama:20230704171605j:image

余韻がさめやらぬ翌日、落合恵子さんの講演会の会場で早速再会できましたね。嬉しいです。

 

最後になりましたが、わたしたち「HOME18岡山」の憧れの先輩「18っこのわ」が、今週また「日本遺伝カウンセリング学会」でがんばってくると聞きました。

心から応援します。

ブログを紹介しますね。

ameblo.jp

「18っこのわ」のブログの過去記事にも紹介されていますが、

サークルメンバーの18っこ「とわちゃん」家族が『ルポ「命の選別」』という本の中で取りあげられています。

この本、今回の「おしゃべり会」の内容に深く関わるので、会の中で紹介すればよかったな、とまた反省。

こちらで紹介しますので、ぜひご一読ください。

われらが「とわちゃん」は72ページから登場しますよ。

books.bunshun.jp

「おしゃべり会」で紹介した本や、もっと紹介したい本は他にもたくさんあります。

これらの本は私の「孤独」や「卑屈」を薄めてくれました。

www.groupsure.net

team-18.jimdofree.com

 

www.chuko.co.jp

www.shogakukan.co.jp

store.medica.co.jp

morning.kodansha.co.jp

 

でもきりがないのでこのへんで。

 

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子と家族と仲間たちの会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定のつながりだけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。仲間になりましょう。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

返信はなるべくその日のうちにお返ししています。

上記のアドレスから返信しますので、受信可能な状態にしておいてください。

 

 

 

2024年3月の写真展(第2回 岡山展)【予定】について

わたしたち「HOME18岡山」は、

 

2022年3月(昨年)には「写真展(第1回岡山展)」(主催:Team18)を開催しました。

 

2023年3月(今年 先月)には「布と子ども展」(主催:HOME18岡山)という展示会をしました。

 

2024年3月(来年)には「写真展(第2回岡山展)」(主催:Team18)」の開催を予定しています。

 

「写真展」については、わたしたち「HOME18岡山」ではなく、主催者の「Team18」という全国規模の会が、写真パネル等の準備をしてくれます。

 

来期(2023-2024)「写真展」の出展者募集締切日が、

2023年4月28日(金)……気付けば3日後に迫っていました。

 

「写真展」への参加希望者は、「Team18」のホームページ上にあるPDF「18トリソミーの子どもたち写真展2023-2024_出展者募集要項」を読んで、応募してください。↓

 

https://team-18.jimdofree.com/

 

全国から応募された18っこの写真と文章は、「Team18」がパネルにしてくれます。

そして全てのパネルは「Team18」よりまとめて開催する現地主催者(岡山ならわたしたち「HOME18岡山」)のもとへ送られ、そこでの開催を終えたら次の開催地へ……という具合に、全国を巡回していくのです。

 

ただ、募集要項にも書いてある通り、

Team18写真展への参加の条件の一つとして、

「お子さんが18トリソミーであること。(※フル•モザイク•モノソミー等のタイプ、天使ちゃん等、問いません。)」というものがあります。

 

しかし、わたしたち「HOME18岡山」は、

「染色体少数派の子と家族と仲間たちの会」なので、

18っこでなくても、染色体少数派でなくても、参加を希望してくれる人がいたら、誰でも仲間として一緒に参加してほしいと思っています。

 

興味を持たれた方は、

 

「HOME18岡山」

home18okayama@gmail.com

 

までご連絡ください。

18っこではない方は、要項にある「各会場独自の企画」の範囲内で、

つまり、岡山展のみで展示に参加してもらうことになります。

3月に予定している岡山展が近付いてきたら、詳しくアナウンスしますので、ぜひ参加を検討して、よければ仲間になってくださいね。

 

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↑「布と子ども展」では、いろんなお友だちとも出会うことができました。

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子と家族と仲間たちの会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定の「懇親会」だけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

NEWS LETTER③

昨年2022年度の活動をふりかえる

「NEWS LETTER③」を

今年も発行することができました。

また一年、会を続けられました。

ありがとうございます。

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何度でも思い出したい「布と子ども展」。

かけがえのない2週間を写真で記録した

小冊子も完成したので、

f:id:home18okayama:20230423062336j:image

昨日、全部展示の会場「きらめきプラザ」へ

ご挨拶に伺いました。

 

1階には、お世話になった警備員さんがいらしたので

「『布と子ども展』のときは3階まで

 見に来てくださって嬉しかったです。

 開場時間を早めたりと親切にしてくださって

 ありがとうございました」と

「NEWS LETTER③」をお渡ししたら、

 

「ああ!これな、よう覚えとるよ。

 この展示会はよかったなあ。

 こういう地道な活動は裏方の準備が大変なんよ。

 あなたらーは、ほんまによう頑張ったなあ」

と言ってもらえて、

あたたかい気持ちになりました。

 

「NEWS LETTER」は毎年3月18日の

18トリソミーの日」に発行していたのですが、

今年はそれができなくて

少しだけ残念に思っていました。

 

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、

ヨノナカ実習室のスミカオリさんからは

こんな素敵な「新聞詩」を贈られました。

f:id:home18okayama:20230422222951j:image

18トリソミーの日の翌日、3月19日は

18トリソミーの息子「のぶ」の誕生日です。

今年は生きていたら4歳を迎えたはずのこの日は

「布と子ども展」会期中でしたが、スミさんも私も

映画『水俣曼荼羅』の岡山初の上映会に行きたくて

展示会はお休みにしたのでした。

親の私の方が軽く流していたのに、

小さな友人のために

まさかこんなに素敵な詩のことばを集め

一つひとつつまみ、編んでくれていたとは……。

 

「己の中にごつごつと居座る感情」に「つっかい棒をし」「ふざけ」がちなわたしたちですが、

これからも

「人を思い、祈る心に分断はない」

「時間がかかるが、暗くない」

という思いで活動していきたい。

そんなわたしたちに、きっと

「あっぱれな生」をまっとうした息子が

「エール」を送ってくれているだろう。

と、清々しい気持ちになりました。

 

ふりかえってみると昨日は、この他にも

チョウタラの樹で映画を見たり

友人と長電話をしたり

「ことばを贈られる」ことの多い良い一日でした。

ふりかえるって、大切。

 

というわけで、

時間があれば「NEWS LETTER③」

読んでみてくださいね。

 

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子どもと家族の会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定の「懇親会」だけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「国境なき子どもたち(KnK)」の松永晴子さん

「布と子ども展」のきっかけをくださった

「国境なき子どもたち(KnK)」の

松永晴子さんが毎月、こちらのYouTube

「シリアの子どもたちの今」で

ヨルダンにあるザアタリ難民キャンプの映像を

ご紹介なさるとのことです。

https://www.youtube.com/live/DupY8lJBJf8?feature=share

 

本日のアーカイブもありますので、ぜひ!

まずは

「シリアってどこにあるのですか?」

というところから知っていきましょう。

 

私もこれから見ます。

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なお、「布と子ども展」の期間中、会場に

設置していた「国境なき子どもたち(KnK)」の

募金箱へ入れてくださった合計7451円は、

本日KnKの口座へ振り込んでいます。

 

ありがとうございます。

 

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「HOME18岡山」は、18トリソミーをはじめとする染色体少数派の子どもと家族の会です。

診断を受けた家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域の人との橋渡しをすることを目指しています。

いろいろな人に関心を持ってもらえるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。

 

「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。

当事者とは、18・13っこをはじめとする染色体少数派ファミリー、プレファミリー(妊娠中の人)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の人も)のことです。

 

また、このブログでは18トリソミーの子どものことを「18っこ」と表記しています。
18っこへの愛を込めたのはもちろんのこと、「18トリソミー、18モノソミー、フル、モザイクを問いません。」という思いを伝えたくてこの表記にしました。
また、症状や治療に関する医療の歴史がよく似ている13トリソミー等その他の染色体少数派の子どもたちや家族ともつながりがあります。

このあたりを考えたうえで、「『HOME18 岡山』に何か協力しても良いかな」と思うファミリーや、医療・福祉関係者からの連絡を、いつも待っています。

 

活動は、「したい人が、できる範囲で無理なく続ける」「来るものは拒まず、去るものは追わず」というゆるやかな姿勢で取り組んでいますので、まずは気軽に連絡してください。

 

当事者や医療・福祉関係者にも、そうでない人にも、幅広くさまざまな人に興味を持ってもらえると嬉しいので、今後も当事者限定の「懇親会」だけでなく、オープンな「展示会」「読書会」「ワークショップ」を企画していきます。


そしてイベントに関わらず、岡山の人に限らず、さまざまな人からの連絡もいつも待っています。

 

連絡先→

 

home18okayama@gmail.com

 

会に届くメールは今、私、惟 母(のぶ はは)こと木多(きだ)が毎日確認して読んでいます。

 

最後になりましたが、「布と子ども展」会期前後の

3月中には「HOME18岡山」へ

3名の方から合計24000円をいただきました。

 

いつも応援してくださってありがとうございます。