2021年2月2日に映画『うまれる』上映会を、2月9日には映画にご出演の18トリソミーの虎大くん(12歳・小学6年生!!)とお母さんとお父さんによる講演・対話の会を、清心女子高等学校(岡山県倉敷市)にて行いました。
こちらは「HOME18岡山」と「ノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校」の共催イベントです。
福武教育文化活動助成と「ヨノナカ実習室」の協力のもと、無事実施できましたことをご報告します。
今回のご講演のキーワードは「寄り添う」かな、と思いました。
「ただそこにいる」ことのありがたさ、むずかしさ……。
障がいの有無にかかわらず、命の長短にかかわらず、コミュニケーションのありようにかかわらず、ただただあなたに寄り添いたい。
心からそう思いました。
そして私も……息子が「ただそこにいる」ことがどんなに幸せだったか、また、いつだって家族や友人、18っこ13っこお友だちのご家族、医療関係の方々、地域の方々に「ただ寄り添ってもらえる」ことがどんなにうれしく心強かったか、と思い出すことができました。
授業を受けられた高校3年生の生徒さん。
全力で生きる虎大くん、とてもかっこよかったですね。
虎大くんを支えるお母さんお父さんも、とてもとてもすてきな方でした。
映画を観てわきあがった思いや、虎大くんご家族への質問を、しっかりと自分のことばで表現してくださったこと、嬉しく思いました。
来月には高校を卒業して、今後ますます多様な出会いを経験されることでしょう。
「出会いを大切にできるわたし」「だれとでも寄り添えるわたし」でありたいですね。
そうあるために、これからも対話を続けてまいりましょう。
Zoomの画面上の虎くんを見つめるみなさんの横顔が、まぶしいほどに頼もしく見えた最後の授業でした。
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「HOME18岡山」は、診断を受けたご家族の思いに耳を傾け、家族間、医療・福祉の現場、地域社会との橋渡しをすることを目指しています。
いろいろな人に関心を持っていただけるよう、少しずつ、ゆっくり活動しています。
「HOME18岡山」では、引き続き当事者を募集しています。
当事者とは、18・13っこファミリー、プレファミリー(妊娠中の方)、子を亡くしたファミリー(流産・死産の方も)のことです。
また、当事者ではないけれど活動に興味を持ってくださる方や応援してくださる方も広く募集しております。
医療・福祉従事者の方にもそうでない方にも、幅広くさまざまな方に興味を持っていただけると嬉しいので、今後も当事者限定の「懇親会」だけでなく、オンラインも活用したオープンな「読書会」を企画していきます。
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